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日本デザイン学会、日本感性工学会は日本学術会議と共同主催して、韓国デザイン学会、中国高等デザイン教育連盟、中国デザイン研究会、英国のデザインリサーチソサイアティを含んだアジアデザイン学会が国際母体機関となり、日本のつくばで、2003年10月14日〜17日の間、第6回アジアデザイン国際会議を開催致します。
開催目的
メインテーマは、“知と感性*と産業力の融合“です。
会議のプログラムは種々のセッション、スピーチ、活動を含みます: 原著論文プレゼンテーション、デザインにおける博士教育シンポジウム、アジアにおけるデザインビジネスワークショップ、デザインリサーチショウケース、デザイン展示などです。
この会議を通して、私たちはアジアの国々のデザイン研究について相互理解を促進する機会としたい。そして、更に、また各国々の主体性に基づいた、新しい研究および教育制度の生成に寄与するための機会としたいと考えています。
*日本に特有の用語である「感性」は、ひらめき、直観、快/不快、嗜好、好奇心、美意識および創造の源としての脳の高次機能を意味します。
経緯
第1回アジアデザイン会議は1996年に日本デザイン学会と中国のデザイン教育機関とで北京で開催されました。第2回会議は、1997年に韓国の大田で、第3回会議は1998年に台湾の台中で、第4回会議は日本の長岡で、第5回は韓国のソウルで、そして第6回会議は日本のつくばで開催されます。今回は日本政府の援助を受けて53カ国からの参加者により、4日間にわたって延べ4000名の参加者による大規模な会議を準備しています。
会議の構成
第6回ADCはこれまでのデザイン研究発表を拡張して「知と感性と産業力の融合」をテーマに、以下のような構成で行います。
1) 学術研究発表
2) 3rd symposium Doctoral Education in Design.
3) 産官学リサーチ・プロポジション・ショウケース
4) 特別展示「デザイン・オブ・エクセレンス」
5) アジアデザイン事業創出ワークショップ
6) アジアデジタルアート大賞・セレクション展
期待される成果
世界中の知の資源、感性の資源、そして産業界の資源をいかに融合して新たなデザインプロジェクトを生み出すかについて討論します。
また新たな研究・教育システムを構築するかについて具体的な提案を含めて討論します。さらに会議における研究成果の交換ばかりでなく、21世紀のデザインを新たに生み出す方法論、デザイン展開の組織と経営、デザインリサーチビジネスチャンスの創生についての新たな方向付けが得られることを期待します。
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