top

第3回 フォトエッセイ、Directorでのスクリプトの基本、ページの移動

「アイデア」プレゼンテーション【コンセプト/外観】(製品コースの学生さん以外)

発表時間:2分 【厳守】
発表順:学籍番号の前から

プレゼンテーションが出来なかった学生さんへ

今回、プレゼンテーションに間に合わなかった学生さんは、次回以降も発表の場をもうけますので、プレゼンテーションが準備できしだい、申し出てください。

フォトエッセイとは

 フォトエッセイとは、「テーマに沿った(あるテーマを明確にすることを目的とした)写真付きのエッセイ」です。ちなみに、エッセイとは「形式にとらわれず,個人的観点から物事を論じた散文。また,意の趣くままに感想・見聞などをまとめた文章。(goo国語辞典より引用)」です。以上から、プロダクトデザインのデザインプロセスとしてフォトエッセイを活用する場合、

 ・ターゲットユーザの「深層心理(価値観)」に触れる要素を加える
 ・「自由な書式」=「最も効果的に伝達できる書式」で記載する

を念頭にオリジナルな表現を模索することが重要と考えられます。

 なお、プロダクトデザインでは、このフォトエッセイでは、時代設定を明確にすることを目指すと良いと考えられます。今回の課題では、「想定する近未来」を表現することを目的にもちいてみましょう。 例えば【●●技術が発展し、価値観として●●が重要視される20xx年には、●●のような生活が一般的となっている、、、】のように
 ・予想される技術の進展(文献等の技術調査)
 ・変化している価値観(ターゲットユーザの深層心理)
 ・現在とは異なるライフスタイル(生活の1シーン)
 ・機械と人の関係(どういった操作(機械との対話)が一般的になっているか)
をセットで記載することを意識してみてください。

フォトエッセイの例(このようなものをbunki.dirで5つ以上表現する)

目的地まで自動的に移動 子供が乗っても
自動で危機回避
個人にあった運動プログラム

20xx年、周辺環境を把握するセンシング技術(参考:A●●●:経済産業省●●より)と、高度な自動制御技術(参考:B●●●:経済産業省●●より)を背景にパーソナルEVが普及し、人は自らの足を使って歩行することをしなくなった。身体能力の低下が著しくなり、子育て世代に共通する価値観として「成長期にいかに運動させるか」が重要視され、「精神の健康は身体の健康から」が流行語となった。
 より効率的な運動をサポートするビジネスが盛んとなり、子供の身体の動きを、衣類内に仕込んだセンサー群により検知(参考:C●●●:経済産業省●●より)、24時間365日記録し続けられる膨大な子供の動作を分析する(参考:D●●●:経済産業省●●より)ことを通して、より効果的な運動プログラムを提供する「チャイルドジム」に通わせるのが、セレブのステータスとなっている。

スクリプトの基礎

スクリプトの基本
スクリプトの時間の流れ

スクリプトをアタッチする(貼る)

スクリプトのアタッチとは、オブジェクトに対してスクリプトを適応させることです。
この仕組みを利用する利点は、スクリプトの再利用が可能になる点です。

*アタッチした後に、外す方法
  "ウインドウ" / "プロパティインスペクタ" / "ビヘイビア" 
  → 対象となるビヘイビアを削除する

スクリプト(プログラム)も1つのパーツとして考えます。

スクリプトアタッチの体験サンプル

 Common / 配布 / プロトタイプシミュレーション2(柿山)/ 03 / sample_base.dir

Directorのパワーポイント的使い方

フレームの移動/ページの移動/シーンの移動

Common/配布/プロトタイプシミュレーション2(柿山)/03/presen_0.dir

参考スクリプト

フレームに留まる

on exitFrame me
 go the frame
end

 

フレームから出たら、そのフレームに行きなさいという命令で結論的には、「このフレームにとどまりなさい」ということになります。
Directorでは、この処理をすることにより、「止まって見えるがムービーは停止していない」状態にし、次のユーザの入力をまったりします。

一つ次のフレームへ移動

on mouseUp me
 go
the frame + 1
end

一つ前のフレームへ移動

on mouseUp me
 go
the frame - 1
end

フレーム番号を指定して移動

on mouseUp me
 go
frame 1
end

(予め設定したフレームラベル名)を指定して移動

on mouseUp me
 go
frame "abcd"
end

完成版は以下です。

Common/配布/プロトタイプシミュレーション2(柿山)/03/presen.dir

来週の(製品以外の方の)プレゼンテーションの仕様に関して

分岐型

提出ファイル名:
 bunki.dir

順列型

提出ファイル名:
 jyunretsu.dir

並列型

提出ファイル名:
 heiretsu.dir

・4ページ(以上)から構成される2つのコンテンツを作成すること
・ナビゲーションだけでなく、情報の中身も各型にあわせること
・情報の中身に関して
  ・分岐型:想定する未来(時代)を3つ以上のライフスタイルのシーンで表現
       (コンテンツは、フォトエッセイの例のレベル)
  ・並列型:この1週間で参照した未来技術の概要を説明する内容
       (参考とした文献、サイトの切り貼りをコンテンツとしてOK
        コンテンツの質は問いません。プログラミングができたか
        どうかを評価のポイントとします。 )

提出先:Common/提出/プロトタイプシミュレーション2(柿山)/04_フォトエッセイ/
提出物:学籍番号をつけたフォルダに、2つのdirファイルを入れて提出

  *製品コースの学生さんには、総合実習3にて提出物の詳細(追加要求)を解説します。